ポラロイドの光に閉じこめられて

「ぼくは結論を出した。あの慢性的な意気消沈は、本来の自分であること、自分が何者であるかを知ることを遮られているために生ずるのだ。(…)ぼくは身を引き離すことを、やめたのだと思う。そのひとときが教えてくれたのは、この大地とその過去に所属することには、美しさがある、ということだ。たとえその過去が、謎と禁止の鍵をかけられ、語られず、そのためにきみが注ぎこめるすべての情熱をもってしても手の届かないものであろうとも。(…)どの土地のどのすばらしい山でも、それを歌った詩人は、だれもがそのことを知っている。きみにも、わかってほしいと思う。きみに、ひとつの土地を祈ろう。」(ギャレット・ホンゴー、管啓次郎訳『ヴォルケイノ』)

 

 

根と翼は相補的なものかもしれない、そう最近ふと思った。

根付くと翼が欲しいと思う、飛翔すると根付きへの羨望がよぎる。